この記事ではスマホでマンガを読むことで生じる疲労や消耗。その対策方法を紹介!
スマホでマンガ読む派の方はぜひ読んでみてください。
突然ですが、マンガ、好きですか?私はとても好きです。
非日常を手軽に体験でき、空想の世界に没入できるお気に入りの休息です。
最近はアプリも増え、スマホでマンガを読む方も増えましたね。
しかし私はスマホでは絶対読みません。
なぜか?
結論から言うと、疲労蓄積と時間消耗リスクが高いからです。
「ブルーライトカットメガネすれば良くない?」という話だけではないのです。
順を追って説明します。
実は〇〇分以内なら変わらない
iPadに代表されるようなタブレット、電子書籍リーダー、紙媒体による疲労を比較する研究の結果、一般的なタブレットを除き、電子書籍リーダー(モノクロ)と紙媒体においては、総合的な疲労感は「90分以内」ならそれほど変わらない、という結果が10年以上前に実証されています。
ただし、90分を超えた場合は紙に軍配です。
疲労度(高) 疲労度(低)
タブレット > 電子書籍リーダー > 紙
負担を軽減”E Ink電子リーダー”
実験を行った当時に比べれば液晶技術も格段に向上していますし、「Kindle」のような”E Ink電子リーダー”であれば、より負担は軽減されます。
E Inkというのは、白と黒の電子インクをディスプレイの中で動かして、文字や画像を表現する技術です。
紙にインクで印刷するやり方と構造が近いので、紙のような質感で、本物の印刷物に近い感覚で読書を楽しむことができます。
タブレットやスマホの液晶ディスプレイはバックライトで色を表現しますので、常に光を発しています。
この光りを発している画面を常に見続けると、眼の奥に痛みを感じる原因になります。
一方で、E Inkの場合は画面がモノクロであることに加え、フロントライトで眼に対してではなく画面の上部からスクリーンだけを照らすだけなので、負担が明らかに軽くなるのでおススメです。
その他に、疲労のポイントとなったものがあります。
視線を〇〇しないこと
目の疲れとは、視線が固定されることで起こります。
これは、眼の調節筋肉系に同一の緊張状態を続けさせるためです。
それが眼の疲労要因であり、紙よりもモニターの方が固定されやすいと言われます。
逆に紙の場合はページをめくるという手作業が発生すること、スマホやタブレットよりも視線をずらす幅も頻度も増えます。
そのため、眼の疲労を減らしたいのであれば、小まめに”視線をずらす”ことを覚えておいてください。
○○前の利用は禁物
環境の明るさと見る時の姿勢にも注意が必要です。
暗い場所ではピントが合いづらいため、目がピント調節をしようと余計に筋肉を使い消耗します。
結果的に同じ時間でも暗い環境のほうが目を酷使し、疲れやすくなるのです。
ですので、就寝前の寝ながらスマホ読書は禁物です。
睡眠前にブルーライトを浴びることで寝つきが悪くなったり、睡眠の質を低下させてしまいます。
たまに「スマホを使用していてもすぐ寝れるよ」という方がいますが、それは単に寝落ちしてしまうほど、アナタの脳は疲れてしまっていて、そこまで来ると睡眠だけではカバーできない疲労を蓄積してしまっている可能性が高いのです。
結論、私はマンガはサウナワークの最中か、決まった時間に電子書籍リーダーで読むようにしています。
集約とは消耗を手軽にすること
なによりも危険なことは、スマホで読んでしまうと、それ以外の行動(SNS等)などにも発展してしまうので、底なしに時間を奪われてしまうからです。
”1つに集約” ということは、一見すると利便性を上げているように思えますが、依存度を高め、時間を消耗しやすくするということも是非忘れないでください。
紙媒体という不便さがスマホや電子媒体を結果的に遠ざけてくれることで、時間と脳を守ってくれると考えると、少し見直してみようとは思いませんか。
それでもスマホで読みたい人は…
「いや、それでもスマホで読みたいんですよ」という人は、
・長時間は見続けない
・小まめに視線ずらしを意識する
・就寝前、暗い環境では見ない
以上のことを意識するようにしてください。
時間がないならマンガを読むな、などということは言いません。
休息とは、自由であり、その人にとって癒しと活力を与えるものです。
好きな気持ちを隠さずにやればよいのです。
ただ、“読み方”次第でそれは、消耗にもなり得る、ということを覚えてくださいね。
それでは良きマンガでの休息ライフを。
ちなみに私は聡明で快活な主人公よりも、陰のある主人公の成長ストーリーが好きです。
休息方法を変えるだけで、脳の疲労も時間の消耗も劇的に転換できます。 消耗する休息から、生産する休息へ。