良い休息の条件とは?”休息の質を高める4つの要素”

良い休息の条件とは?”休息の質を高める4つの要素”
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この記事では、良い休息の条件とは何か?「シリコンバレー式、よい休息/アレックス・スジョン-キム・パン」の4つの要素について紹介していきます。

目次

良い休息とは

休息について考えるとき、なにをイメージします?

木陰のハンモック? AmazonプライムやNetflixの一気見?

休息には「良い休み方」というものがあります。

X(Twitter)をボーっと眺めて過ごす1~2時間と、
軽い運動やリフレッシュのために、昼寝をしたり散歩をする1時間ではわけが違いますよね。

「生産性」を上げるためには、休息の質を高めなければなりません。

そして体をアクティブに動かすことは、逆説的に思えますが、休息の質が格段に向上することが様々な研究で明らかとなっています。

それでは他にどんな休み方をすれば、良い休息が取れたと言えるのでしょうか。

シリコンバレー式、よい休息

「シリコンバレー式、よい休息」の著者であるアレックス・スジョン-キム・パンは、適切な休息と回復のための4つの主な要素を挙げています。

①リラックス:心と体をゆっくりさせる
②コントロール:どのように時間を過ごすか決める
③マスタリー:フロー状態になるようにやりがいのあることをする
④ディタッチメント:仕事のことを忘れられるくらい没頭する

リラックスについては、多くの方がイメージできることでしょう。

しかし、休息はただリラックスすることだと思っているうちは、他の3つの要素を考えられていないわけです。

コントロール

私たちがコントロールできることには限りがあります。

上司の決定1つで半年かけてきたことが台無しになってしまうこと

締め切り直前にクライアントが新しい注文をつけてきて予定をキャンセルしたこと

突然の大雨で線路が水没し電車が走行不能となって、足止めを食うことだってあるかもしれません。

こうした「自分ではどうしようもないこと」はすごくストレスフルですし、気がそがれますし、やる気も創造性も根こそぎ奪われてしまいますよね

バランスを保つために休息の時間だけでも自分でコントロールすることが大切です。

好きな場所へ行く、好きなことをする、誰にも邪魔されない、自分だけの空間、時間に没頭する。とにかく自分の思い描いた通りに時間を使ってみましょう。

何も休息だけに限った話ではないのです。

仕事もプライベートも、決断を下すのはあなた自身であることを忘れてはいけません。

極論ですが、会社の指示に従う理由など、突き詰めればほとんど存在しないのです。

自分の時間をどのように過ごすのか、自分の限られたエネルギーをどう使うのか、何に気を配るのか、全て自分で決めることができます。

そこでの自分らしい決断の連続の結果が、目まぐるしい日常を乗り切る力の源を生む休息と変わっていくことでしょう。

マスタリー

マスタリーとは「習得する」こと。

何か新しいことにチャレンジして、自分で自由にできるようになること、自分でコントロールできる体験というものは、決して簡単ではないけれど、とても効果的な休息と言えます。

本当に効果のある休息とは、常にアクティブで少しの努力が必要な活動だったりします。

人はある程度難しくて心からのめり込めると「フロー状態」になります。

難しすぎると逆にイライラしすぎて投げ出したくなってしまうので要注意です。

イメージしてみてください。

あるお父さんが、子供の発表会の出し物のために、ダンスを繰り返し練習していました。

子どもと全く同じ動きでも良いのですが、大人用のダンスも用意されていて、できればそちらをマスターして子どもを喜ばせてあげたい、でもそうなるとレベルがグンと上がってむずかしい…

覚えるために数時間、仕事のことは一切考えられない。

しかしそれが少しずつできるようになり、ある程度踊れるようになると、とてもリフレッシュになる。子どもが驚いて喜んでくれる姿を想像するとわくわくする。

何かをマスターすることは、休息の重要な要素です。

いらないものを心の中から取り除いてくれる、ときには仕事さえも追い出してしまうかも…あるお父さんの実体験でした。

ディタッチメント

ディタッチメントとは「離れる」ことです。

仕事をすっかり頭から追い出して、目の前のことに集中することは体と心の回復に効果的です。

いわば「ログオフ」してしまうのです。

ある企業の従業員を対象とした研究で、休憩中に仕事から距離を取れる従業員ほど人生に満足し、精神的症状を訴えにくかったそうです。

仕事にもきちんと集中できていることから、休憩で仕事から適切にディタッチメントできることは、企業の業績にもポジティブな影響があることが明らかとなりました。

やるべきことに精神的、身体的なエネルギーを全集中させるオンの状態と、ゆったりとして仕事から切り離された穏やかなオフの状態

成功する人に共通する能力は2つの状態の素早い切り替えができることです。

私たちのほとんどは、中途半端なオンとオフを行ったり来たりして、最高値まで能力を上げきれず、結果それがもたらすものの圧倒的な成果と感動を味わえずにいるのです。

一日の終わりの夜、週末、長い休暇で完璧なディタッチメントが実践できるようになると、いざという時に高い集中力を発揮できます。

そしてさらに良いことに、疲労の回復も早くなる。

そのような背景から、クリエイティブに仕事に取り組む人たちは仕事から距離を取る術を身につけているのです。

まとめ

良い休息とは、ただゆっくりと過ごすことではありません。

アクティブに難しいことに挑戦することもまた休息です。

しばらくの間、心配なことを忘れ、ただその時に存在をさせてくれる、そんな集中力たっぷりのフロー状態を作ってくれます。

時間がある、暇であることに不安を覚えることもなくなります。

誰かにとっての仕事が、他の誰かにとっては休息だということ、良い休息のためには様々な活動に取り組むことが効果的であるということを、是非意識して1日を過ごしてみてください!

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